パッシブヒーティング |
今年の冬は長期予報では暖冬ということで
ここまでのところ寒さは厳しくありませんでしたが
二十四節気の大寒となり今週末は寒波がやってきて
今日は雪が降っています。
寒い冬も暖かく快適に暮らすためには太陽の光で室内を暖かくする
パッシブヒーテイングという手法が有効です。
パッシブヒーティングの第一歩は建物を東西に長く作ることから始まります。
こうすると南からの光を、より多く取り入れることができ
プランは全室南向きが理想です。
南の窓は大きく確保して、北の窓は小さくする。
するとより快適な室温となります。
ただ、室温ばかり優先して光が入らない暗い家ではもったいないので
北の窓はケースバイケースで柔軟性をもちながら選択していく必要があります。
南の窓はより多くの光を取り込める大きな窓が基本。
山手工房の家では一般的に使用される窓より
大きなものを採用するので光を取り込む量は10~20%増えます。
また、窓を取り付ける高さも10%程度高い位置に設置するので
光は室内の奥の方まで取り入れることができます。
こうすると自然光だけでも随分と暖かくなります。
近年はUA値で表される断熱性能が重視される傾向にあり
この数値にこだわると窓を小さく、少なくした方が数値的に有利になりますが
自然エネルギーを生かすパッシブシーティングが家づくりの基本です。
何事も基本が大切。
基本を第一にして
その上で断熱性能や気密性能を上げていくと
より快適な温熱環境の家になります。
更に、びおソーラーや床下エアコン暖房を加えていくと
寒い冬も快適に過ごすことができる家になります。
では。
.