2019年 08月 30日
太陽でお湯を沸かす |
昨年の台風の際に県内ではいたるところで停電となりました。
災害時にも強いエネルギー供給のあり方は
電気、ガス、水道を既設のインフラから供給を受けるのではなく
太陽、雨、風などを上手に利用しながら自ら作りだして
オフグリッド化することが有効です。
草津市内で工事中の現場では、ガスや電気に極力頼らない
太陽の光でお湯を沸かすサントップを採用しています。
お湯は青く細長い円筒の真空管内部で沸かされます。
真空管は外気温の影響を非常に受けにくい性質があり
夏場は70度近くまで200ℓのお湯を沸かしてくれます。
温められたお湯は給湯器に供給するため
冬場に冷水をガスエネルギーで温めるのと比較して
大幅な省エネ効果があります。
初期投資に必要なコストの回収期間は7~8年で
思いきって投資しても経済性の高い賢い選択ではないでしょうか。
住宅の未来に思いを馳せたとき
照明や家電エネルギーはソーラー発電で賄えるようになり
冷暖房エネルギーはパッシブ設計と高気密高断熱工事で
大きなエネルギーは必要なくなってきた現在、
最後に残るのは給湯エネルギーの問題。
住宅のオフグリッド化を目指したとき
ソーラー給湯は必要かつ最も有効な給湯方式になっていくはずです。
では。
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by sumaii-shiga
| 2019-08-30 07:58