2019年 06月 18日
フォルム |
今日はまず、先週に建て方を行った現場で大工職と打ち合せ。
今回の建物は天井が高くフォルムに関して心配しましたが
何の問題もなく大丈夫!切妻のシンプルな外観ですが
いいカタチになりました。
山手工房は軒庇と窓の高さ、梁の大きさと階高の関係など
一邸ごとに断面を検討します。図面を使いまわすことはしない。
断面の検討をするとしないでは家の佇まいが随分と異なってくるため
時間がかかる細かい作業なのですが、これは欠かすことができない作業であると
考える工務店です。
1階の天井と2階の床の間に無駄はないか
無駄があれば、それをなくすことを考えます。
そのためには構造の検討や梁の組み方も考える必要があります。
階段が昇降しやすいことを前提に踏板を1枚減らすことができれば
何千円かコストダウンできる。小さなことですが、こういったことを
積み重ねていくことが大切です。
若い間は階段の段数が1段くらい多かろうが少なかろうが問題はない。
しかし、小さな子供さんにとっては階段が1段多いと
それだけ落ちる可能性が高まることに繋がる。
年月が経過して年齢を重ねたときにも同じことが言えます。
断面の検討と併せて、今回の家はメートルモジュールなので
垂直方向の寸法と水平方向の寸法バランスがいいということも
大きな要素のひとつです。
住む人にとっては「うちは他の家とは違うな」と感じても
その理由が何かはうまく説明できないと思いますが
周辺では見かけないフォルムになっていると思います。
目立つ場所に立地するので、気になっていたのですが
ほっとしました。
では。
。
by sumaii-shiga
| 2019-06-18 17:59