2018年 08月 06日
もう一度、外断熱 |
6月頃から新しいお客様に次々と来ていただき
本当にありがとうございます。
たいへん急いでおられる方もおられ
順番に対応していきますので、少しお時間をください。
その中で、話を聞いていて「あれっ」と思うことが何度か連続しています。
それは何かというと「外断熱」。
「外断熱はあたたかい」という話。
この話は、もう10年以上前に随分と盛り上がった話。
もう終わっていたかと思っていました。
がしかし、まだ続いていたようです。
山手工房は、外断熱にも充填断熱にも対応しているので
断熱工法はどちらでもいい。
「外断熱は柱の外にも断熱材があるから暖かい」
「筋交いの断熱欠損がないので暖かい」
ここまでは、少し考えればわかることですが、その先が大切。
外断熱工法に使用できる断熱材は、実は薄くて厚みが足りないのです。
断熱材の性能は「熱伝導率×厚み」で求められる。
それを「熱抵抗値」と言い、これが重要なのです。
新住協の鎌田氏が「断熱材は厚み」というのは、ここに意味があります。
足りない厚みを補うためには付加断熱が必要。
プロっぽいので、わかりやすく言うと
W断熱、ミックス断熱と言うとわかりやすいでしょうか。
断熱の工法なんていうのは「外」「内」どちらでもいいのです。
断熱性能の優劣は工法によって決まるのではなく
熱抵抗値、外皮性能がものを言うので計算が必要で
Qpexというソフトで計算すると断熱性の優劣がわかります。
その上で 「外断熱にするなら充填断熱を付加する」
これが性能的にもコスト的にも賢い選択なのです。
では。
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by sumaii-shiga
| 2018-08-06 08:06
| パッシブソーラー