2012年 04月 07日
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大飯原発再稼動がヤマ場を迎えてきた。
滋賀と福井の原発は目と鼻の先。高島を抜けて小浜に出ると、国道を右に曲がっても左に曲がっても原発が建ち並ぶ。
今週は経済産業省大臣の地元自治体(滋賀・京都)の「同意」と「理解」の解釈で揺れ動いた。それを受けて、いち早く京都府知事が「反対」を断言。翌日、滋賀県知事は夏場の需給関係と安全対策協議の透明化なくしての再稼動は時期尚早と表明。
「理解」と「同意」に揺れた翌日、「地元自治体の同意は法的に必要ない」と横から口を挟む政府関係者がでてきた。
(そんなことは「当たり前!」こんな大問題が起こることが予測されていなかったのだから、法整備などされているはずがない。)
先の大臣は再稼動のハードルを下げようとしているのか、自らの発言を翌日には平気で撤回する。その後は「地元理解の程度は政府が判断する」という発言。この調子でいくと、来週には「説明すれば事足りる」と言い出すに違いない。
昨年の震災後、滋賀県は福井で原発事故が起こった場合、県内への影響をシミュレーションを行うと発表。どういう結果がでたのか調べてはいないが、30km圏内だけでなく被害の大小は風向きが大きくモノを言うということが福島の事故で証明されている。万一のことが起これば、滋賀県はただごとでは済まないことは確か。
そんな中で、地元の福井県知事の声が全く聞こえてこない。
ありとあらゆる狭間で、苦悩しているに違いない。おそらく来週は難しい判断を迫られることになる。また、県内の高校出身の細野大臣は再稼動をどう考えているのか?全く声が聞こえてこない。
再稼動の是非を判断するには、余りにも情報が少ない。これが現実。
仮に、当面は最重要とされる需給関係のデータが出てきたとしても、結論ありきで作文されたものが出てくれば参考にならない。
この夏の需給関係や安全対策の質だけでなく、使用済みの核燃料の最終処分をどうするのか。これらを解決する道筋が見えない限り、安易に判断できるはずがないと思うが・・・。
いずれにしても、原発なしでも電力に困らない仕組みづくりに向けて、
スピードを上げて取り組む必要がある。
震災から一年が経過したが、何ら効果的な成果を上げていない。
滋賀と福井の原発は目と鼻の先。高島を抜けて小浜に出ると、国道を右に曲がっても左に曲がっても原発が建ち並ぶ。
今週は経済産業省大臣の地元自治体(滋賀・京都)の「同意」と「理解」の解釈で揺れ動いた。それを受けて、いち早く京都府知事が「反対」を断言。翌日、滋賀県知事は夏場の需給関係と安全対策協議の透明化なくしての再稼動は時期尚早と表明。
「理解」と「同意」に揺れた翌日、「地元自治体の同意は法的に必要ない」と横から口を挟む政府関係者がでてきた。
(そんなことは「当たり前!」こんな大問題が起こることが予測されていなかったのだから、法整備などされているはずがない。)
先の大臣は再稼動のハードルを下げようとしているのか、自らの発言を翌日には平気で撤回する。その後は「地元理解の程度は政府が判断する」という発言。この調子でいくと、来週には「説明すれば事足りる」と言い出すに違いない。
昨年の震災後、滋賀県は福井で原発事故が起こった場合、県内への影響をシミュレーションを行うと発表。どういう結果がでたのか調べてはいないが、30km圏内だけでなく被害の大小は風向きが大きくモノを言うということが福島の事故で証明されている。万一のことが起これば、滋賀県はただごとでは済まないことは確か。
そんな中で、地元の福井県知事の声が全く聞こえてこない。
ありとあらゆる狭間で、苦悩しているに違いない。おそらく来週は難しい判断を迫られることになる。また、県内の高校出身の細野大臣は再稼動をどう考えているのか?全く声が聞こえてこない。
再稼動の是非を判断するには、余りにも情報が少ない。これが現実。
仮に、当面は最重要とされる需給関係のデータが出てきたとしても、結論ありきで作文されたものが出てくれば参考にならない。
この夏の需給関係や安全対策の質だけでなく、使用済みの核燃料の最終処分をどうするのか。これらを解決する道筋が見えない限り、安易に判断できるはずがないと思うが・・・。
いずれにしても、原発なしでも電力に困らない仕組みづくりに向けて、
スピードを上げて取り組む必要がある。
震災から一年が経過したが、何ら効果的な成果を上げていない。
by sumaii-shiga
| 2012-04-07 12:23