2011年 12月 14日
窓 |
寒くなってきました。
こうなると、気になるのが窓です。今日は窓の話です。
山手工房では、タテすべり窓と呼ばれる窓を好んで使用します。
この窓の特長で第一に挙げられるのは、窓にたいして垂直に吹く風だけでなく、平行に流れる風をキャッチすることができる点です。
二方向の風を室内に取り入れることができるので、夏などは空気の入れ替えが効率よくできます。ちなみに、その通風量は引き違い窓の5倍。小さな窓で最大の効果を得ることができるので、耐力壁を減らすことなく設置できるというメリットもあります。
第二に挙げられるのは、気密性の高さ。
窓の四方にパッキンがあるので、隙間風を防ぐことができます。北欧や北米など、寒冷地の住宅ではこのようなパッキン材を窓の四方にまわすことができる窓が多く見られます。引き違い窓の場合、パッキン材の効果が低く、風の強い県内では冬期、隙間風が入りカーテンが風で揺れることさえあります。日本の住宅はアルミサッシの普及により、冬期の室内の温熱環境が大幅に改善されたと言われますが、電力需要の削減が求められる昨今は更なる改良が望まれます。
タテすべり窓の欠点といえば、価格が割高なことと、掃き出し窓として設置する場合は、開閉の都合上、デッキテラスが必要になることくらいでしょうか。
隙間風を防いでくれる気密性の高い窓が最善かというと、それだけではありません。
「光を入れる」「風を入れる」「眺望を楽しむ」「視線を抜く」「出入りする」など、
窓に求める機能を考え、更には季節や天候によって変わる気象条件も考慮に入れて、適材適所に使用する必要があります。
引き違い窓を使用しながらも、隙間風の進入を防ぎたい場合、窓以外で対応する必要があります。その時に有効なのは、ハニカムサーモスクリーン。
山手工房では好んでこれを使用しています。
隙間風を防ぐだけでなく、ガラス越しの冷気や結露も防ぐことができ、この秋に竣工した「夕照の家」でも採用しました。
シンプルなデザインは、インテリアを問わず室内に馴染みます。
窓の種類は上記の他にも、ヨコすべり窓・内倒し窓・ルーバー窓・上げ下げ窓・FIX窓などがあり、必要性に応じて選択していかなければなりません。詳しくは、またの機会に。
一年のうちで最も太陽が沈む時間の早いこの時期。
午後4時20分に、西の山に太陽が沈んでいき、夜の時間が長い季節となりました。
寒い冬に快適に過ごすことや節電のことを考慮して、家づくりをする必要があります。
こうなると、気になるのが窓です。今日は窓の話です。
山手工房では、タテすべり窓と呼ばれる窓を好んで使用します。
この窓の特長で第一に挙げられるのは、窓にたいして垂直に吹く風だけでなく、平行に流れる風をキャッチすることができる点です。
二方向の風を室内に取り入れることができるので、夏などは空気の入れ替えが効率よくできます。ちなみに、その通風量は引き違い窓の5倍。小さな窓で最大の効果を得ることができるので、耐力壁を減らすことなく設置できるというメリットもあります。
第二に挙げられるのは、気密性の高さ。
窓の四方にパッキンがあるので、隙間風を防ぐことができます。北欧や北米など、寒冷地の住宅ではこのようなパッキン材を窓の四方にまわすことができる窓が多く見られます。引き違い窓の場合、パッキン材の効果が低く、風の強い県内では冬期、隙間風が入りカーテンが風で揺れることさえあります。日本の住宅はアルミサッシの普及により、冬期の室内の温熱環境が大幅に改善されたと言われますが、電力需要の削減が求められる昨今は更なる改良が望まれます。
タテすべり窓の欠点といえば、価格が割高なことと、掃き出し窓として設置する場合は、開閉の都合上、デッキテラスが必要になることくらいでしょうか。
隙間風を防いでくれる気密性の高い窓が最善かというと、それだけではありません。
「光を入れる」「風を入れる」「眺望を楽しむ」「視線を抜く」「出入りする」など、
窓に求める機能を考え、更には季節や天候によって変わる気象条件も考慮に入れて、適材適所に使用する必要があります。
引き違い窓を使用しながらも、隙間風の進入を防ぎたい場合、窓以外で対応する必要があります。その時に有効なのは、ハニカムサーモスクリーン。
山手工房では好んでこれを使用しています。
隙間風を防ぐだけでなく、ガラス越しの冷気や結露も防ぐことができ、この秋に竣工した「夕照の家」でも採用しました。
シンプルなデザインは、インテリアを問わず室内に馴染みます。
窓の種類は上記の他にも、ヨコすべり窓・内倒し窓・ルーバー窓・上げ下げ窓・FIX窓などがあり、必要性に応じて選択していかなければなりません。詳しくは、またの機会に。
一年のうちで最も太陽が沈む時間の早いこの時期。
午後4時20分に、西の山に太陽が沈んでいき、夜の時間が長い季節となりました。
寒い冬に快適に過ごすことや節電のことを考慮して、家づくりをする必要があります。
by sumaii-shiga
| 2011-12-14 18:27
| パッシブソーラー