木の諸々 |
家を建てるにあたっては、たくさんの種類の木を使用します。
構造材には、強度や耐久性のあるヒノキやマツを主に使用します。
山手工房の場合、室内にはカラマツ、スギ、カバ、トガ、
ヒバ、モミ、ヒノキ、マツなどを中心に10種類近くの木を使用します。
木は、樹種それぞれに持ち味や個性があり
同じ樹種でも個体差があり決して同じものは存在しません。
なので、全体として調和するように色味、節、杢目を勘案しながら
すっきりとシンプルになることを心がけて使用しています。
下の写真の壁には青森ヒバを使用しました。
脱衣室に使用した織物の床材とも相性のよい木です。
青森ヒバはアスナロ属の木でヒノキチオールという精油成分を豊富に
含んでおり殺菌性や耐湿性に特長を持つ芳香に優れた木です。
木の浴室を作る際にも、ヒノキやサワラと共に使用する木で
水にたいしても高い耐久性を保つ木です。
木は天然素材でありながら人工物では再現できない機能を持ち
永く大切に付き合っていける素材ではないでしょうか。
では。
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