2007年 04月 29日
「三井寺の家」いよいよ完成 |
「三井寺の家」の完成がいよいよ近づいてきました。
室内の「薩摩中霧島壁」の工事も終了しました。
2階ホール部分につくった本棚です。棚板は北海道のトド松を使用しています。コーナー部分の白く見える部分は「薩摩中霧島壁」です。
和室入口の引戸。建具の表面は、今回は「紬」仕上げ。紬とは蚕の繭から糸を取り出し、よりをかけて丈夫にした絹の織物です。和室の建具は通常、木地仕上げや紙仕上げが一般的ですが、伝統ある高級な仕上げ方法でありながら、建具のデザインと紬の色合いによっては逆にモダンな雰囲気を感じさせてくれます。織物ならではの独特な風合いと色合いが壁の漆喰と調和しています。
床の間には、京都までお施主様と一緒に買いに行った「北山杉の天然絞り丸太」。
結構、¥¥¥・・(笑)だったかもしれない。しかし、この春から中学校に入学された娘さんのお墨付きの一品。床は赤松に漆を何層にも塗り上げた「拭き漆仕上げ」。天窓からのやわらかい光で漆塗りが一層引き立てられています。
洗面室の床には水に強い尾鷲産のヒノキ材を使用。油脂分が多いので自然オイルで仕上げる前にもかかわらず、しっとりとしています。ヒノキでありながらパイン材のような色合いで、水廻りや和室に使用するだけでなく、今後は用途が広がりそうです。
休み明けには天井に障子をかけて、和室がいよいよ完成。
私自身もわくわくして、その時を待ち遠しく感じます。
三井寺の界隈は旧東海道と旧北国街道が交わるところで、歴史を感じさせてくれる地域です。その街並みに相応しい和室となりました。しかし、街行く人達に見せることができないのが、私には残念(笑)に感じられます。
室内の「薩摩中霧島壁」の工事も終了しました。
2階ホール部分につくった本棚です。棚板は北海道のトド松を使用しています。コーナー部分の白く見える部分は「薩摩中霧島壁」です。
和室入口の引戸。建具の表面は、今回は「紬」仕上げ。紬とは蚕の繭から糸を取り出し、よりをかけて丈夫にした絹の織物です。和室の建具は通常、木地仕上げや紙仕上げが一般的ですが、伝統ある高級な仕上げ方法でありながら、建具のデザインと紬の色合いによっては逆にモダンな雰囲気を感じさせてくれます。織物ならではの独特な風合いと色合いが壁の漆喰と調和しています。
床の間には、京都までお施主様と一緒に買いに行った「北山杉の天然絞り丸太」。
結構、¥¥¥・・(笑)だったかもしれない。しかし、この春から中学校に入学された娘さんのお墨付きの一品。床は赤松に漆を何層にも塗り上げた「拭き漆仕上げ」。天窓からのやわらかい光で漆塗りが一層引き立てられています。
洗面室の床には水に強い尾鷲産のヒノキ材を使用。油脂分が多いので自然オイルで仕上げる前にもかかわらず、しっとりとしています。ヒノキでありながらパイン材のような色合いで、水廻りや和室に使用するだけでなく、今後は用途が広がりそうです。
休み明けには天井に障子をかけて、和室がいよいよ完成。
私自身もわくわくして、その時を待ち遠しく感じます。
三井寺の界隈は旧東海道と旧北国街道が交わるところで、歴史を感じさせてくれる地域です。その街並みに相応しい和室となりました。しかし、街行く人達に見せることができないのが、私には残念(笑)に感じられます。
by sumaii-shiga
| 2007-04-29 01:14