2017年 02月 05日
アフターメンテナンス |
こんにちは!
今日は日曜日です。
2月に入って立春を過ぎ昨日は春のような天気でしたが
今日は再び寒い日となりました。
先週は雪の日が1日ありましたが
先月はご承知のように大雪が降りました。
今日は日曜日です。
2月に入って立春を過ぎ昨日は春のような天気でしたが
今日は再び寒い日となりました。
先週は雪の日が1日ありましたが
先月はご承知のように大雪が降りました。
実は、先週に降った雪の影響でアフターメンテナンスを必要とする工事がありました。たまには、悪いことを書きます・笑。
その時は、雪の影響で雨樋の不具合が2件起こりました。
雪止めをつけていなかったこと
雨樋と金物の種類の関係
鼻隠しの角度など
いくつかの原因が重なり起こった不具合でした。
今回の雪でも上記のような理由で雨樋の不具合が起こり
雪止めをつけていたにもかかわらず不具合が起きてしまったというところが少しショックでしたが、原因が二つ以上重なるとこういうことが起きるということなのでしょう。
今後は雨樋の取り付け高さなど雪の多い地域の考え方を取り入れながら、雪止めの位置は現実的な雪を想定した位置に取り付ける必要性を感じました。
また、落雪による(おそらく?)アルミ庇の不具合も起こりました。
アルミ庇を取り付けることの多い山手工房の家では使用する製品に関して、取り付け位置に応じて柔軟に考える必要性を痛感すると同時に取付け部分の僅かなくるいが先端部では大きくなることを知りました。
そして、もう一件。
寒い冬の間の暖房による床材のすきの発生が一件ありました。
無垢の床材は広葉樹ほど、収縮しやすいのですが、
低温乾燥の冬が過ぎて気温が上がりだすと湿度が高くなり、
桜が咲き始める頃にはこれは元に戻ります。
床材の収縮は上吊り建具のガイドに影響を及ぼす場合があり、
今回はこのことも起こりました。
これを防ぐには暖房と加湿を同時に行ない
床材の収縮の原因となる過乾燥状態を取り除くことが必要です。
加湿器は必ず湿度設定をできる機種が必要で、
長時間の過度な加湿は結露の発生だけでなく、
ダニやカビの発生の原因になります。
ウイルス感染が気になる時期なので、
その対策として加湿器を使用されていることがあると思いますが、
湿度に注意しながら行なってください。
アフターメンテナンスは製造業の宿命であり
山手工房もアフターメンテナンスの中で技術を磨き
暮らしぶりを見て聞いて考え方を組み立て
経年変化や時代の変化を観察しながら
今のカタチに行き着いたという背景を持っています。
聞こえの良いことを言うつもりはありませんが
メンテナンス工事の必要性が発生した場合は
謙虚に受け止めて、その原因を探りあてる姿勢が欠かせません。
そして、しっかりと対応して今後に生かすことが
より良い家づくりに繋がっていくので、
大切にしなければならない部分です。
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by sumaii-shiga
| 2017-02-05 13:23
| アフターメンテナンス